日本人には絶対言わない外国人の意外な本音(1) [日本情勢]
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中国人が日本人には絶対言わない日本旅行の意外な本音
毎年、中国から日本にたくさんの観光客がやってくる。彼らに日本の感想を尋ねれば、「日本はすごい」「日本がうらやましい」等と口々に賞賛するだろう。しかし、経済が急成長している現在の中国人の目から見て、本当に「すごい」と思っているのだろうか。中国在住17年目の筆者があえて本音を聞いてみると、辛辣で意外な感想が次々と出てくるのである。(作家 谷崎 光)
● 中国人はあまり豊かには感じない現在の日本 日本人は“社交辞令”を真に受けすぎ!?
「あまり豊かじゃないけど、日本て、いい国よね」――。
北京の友人宅のパーティーで、中国人たちが何度も行った日本旅行の感想を話していた。話に夢中で(日本人の)私が横で聞いているとは思っていない。私にはいつも絶対、日本のいいところしか言わない。
(あまり豊かな国じゃない、か……)
あらためて聞くと、やっぱり、ちょっとショックだった。
私は中国在住でよく知らなかったのだが、現在日本には、外国人による「日本のココがすごい」という言説があふれている、らしい。
つい先日も、中国から国際電話で日本のラジオに出演したら、そのパーソナリティの60代の男性から、
「中国人って、皆、日本に憧れているんじゃないんですか?」と言われて思わず絶句した。
「いや、安全とは思ってますが……」
たくさんある「ニッポン・スゲー」本が招いた誤解だろうか。あれは、爺さん向けの紙のキャバクラで、そりゃ1500円分、ヨイショはしてくれるが、北京に住んで17年の私からすれば、中国の人口は13億、「それは確かにそういう人も中にはいますが……」というお話である。
日本の皆さん、今、とても心が弱っていて、外国人のお得意の“社交辞令”を真に受けすぎである。
● 中国人にとって今の日本は たくさんある旅行先の一つにすぎない
そもそも現在の中国人にとって今の日本は、たくさんある旅行先の一つにすぎない。
タイ(今、安さで人気)や台湾、香港、シンガポール、オーストラリアやトルコ、ドバイ、欧米、その他たくさんの候補の中で、「4度目の日本旅行に行くオレに、同僚は皆、無口……」という感じだろうか。そういう日本オタクや世界中を旅する富裕層以外は、日本は近くて安い庶民の旅行先である。
いや、彼らも、例えば日本人の上司から日本研修の感想を聞かれたら、
「人が親切ですね、清潔ですね、食事におしぼりがついているのがイイですね、トイレすごい……」と決してウソではない、“日本、良かった”を告げるだろう。
インテリ中国人は、一般的に外国人に本音は言わない。まして、会社の行事であれば、それは「ホメて、ホメて」と待つ日本人上司の気持ちを忖度したものだ。必死で探して見つけたスゴいところが、「オシボリデス」みたいな。
さらに言うなら、中国人にもホントの(日本、いいなぁ)はあるのだが、それは中国人だからこそ、口にできないことばかり。
ではここでちょっと中国人の本音を聞いてみよう。
● 空港バスの荷物係が“老人”でビックリ 小柄な高齢者だらけの国、日本
「成田行きの空港バスに乗ったら、小さな白髪の老人たちが(旅行客の)荷物を積み込んでいてビックリした!」
日本を旅行した中国人がまず驚くのは、あちこちで高齢者が働いていることである。しかも、中国北方だと身長が高い人が多いから、そこから来ると、日本の年配者は非常に小柄に見える。
人間、歳をとると身長も縮む。日本も今の若者は背が高いが中国に比べると目につく数が少ない。
中国では都市部のサービス業に勤務する人は20代、30代の若者が大半で、人というのは毎日見ているものがデフォルトになる。しかも中国はリタイアが早い。私も日本に一時帰国したとき、スーパーの家電売り場で、白髪の男性が顧客対応に出てきて、ギョッとしたことがある。
「朝、日本の電車に乗ると、出勤する人たちの年齢がすごく高い。中国もそうなるわけだけど……」
高齢化社会はまさに縮小社会。つまり中国人から見て、日本は小さい、歳をとった人が大量にいる国なのである。
● 街が小さくて古い インフラが更新されていない国
そして、街も小さくて古い。
以前、瀬戸内のある島を旅行したことがある。同じ日本なのに道の幅や建物など、なにもかもが一回り小さかった。つまり中国やその他の大陸から来た人には、日本はその島のように見えている。
さらに日本の都市のインフラは数十年前に基本が完成している。そしてそれが続いた不景気のせいか、あまり更新されていない。地方都市や、都市部でも一部、建物や天井の高さなど、多くのスペックが昔の身長を基準として作られたままである。よく話題になるトイレも中国から来ると、いろんな場所で、「小さっ!」という感じで高さも低い。
「なんでも小さくて可愛い。日本て萌える」という中国女子もいるが、「日本のホテルや旅館に泊まったら、足がいつもベッドからはみ出す」という中国人男性はけっこう、いる。
中国は軍隊や大学の寮でもない限り、キングサイズのベッドが多い。大陸で家も広い。
「日本人は天井の低い、虫が住むような部屋に住んでいる」
と言って、中国に帰ってしまった中国人留学生もいた。
まあこれは、本当に今の中国の金持ちの子弟なら、親が広いマンションを投資を兼ねて子の下宿用に買うから、単に勉強ができなかったんだろうと私は思う。
しかし「日本は清潔と聞いていたのに、東京の地下鉄やJRの階段はなぜ古くて汚いの?端を歩きたくない」(20代、中国人男性)という指摘には、賛成である。
こういうインフラが古いのと、京都の木造高級日本旅館が古いのとは違う。
いくら掃除しても限界があるし、階段でしか移動できないところも多い。一方、経済が急成長した中国は都市開発の大半がここ10年以内で、まだピカピカのところが多い。
中国の都会育ちの若者からすれば、今や日本は、「昔懐かしい国ね」(20代、中国人女性)なのである。
が、別の視点で日本に感動している中国人もいる。
「日本人は『一戸建て』と呼ぶ“別荘”に住んでいる。中国よりとても安く、しかも私有財産だ。何年たっても土地も自分のものだ」
ハイ、中国は家を買っても土地は私有できません。70年たったら国に返還することになっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171212-00152598-diamond-cn&p=2
12/12(火) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン
中国人が日本人には絶対言わない日本旅行の意外な本音
毎年、中国から日本にたくさんの観光客がやってくる。彼らに日本の感想を尋ねれば、「日本はすごい」「日本がうらやましい」等と口々に賞賛するだろう。しかし、経済が急成長している現在の中国人の目から見て、本当に「すごい」と思っているのだろうか。中国在住17年目の筆者があえて本音を聞いてみると、辛辣で意外な感想が次々と出てくるのである。(作家 谷崎 光)
● 中国人はあまり豊かには感じない現在の日本 日本人は“社交辞令”を真に受けすぎ!?
「あまり豊かじゃないけど、日本て、いい国よね」――。
北京の友人宅のパーティーで、中国人たちが何度も行った日本旅行の感想を話していた。話に夢中で(日本人の)私が横で聞いているとは思っていない。私にはいつも絶対、日本のいいところしか言わない。
(あまり豊かな国じゃない、か……)
あらためて聞くと、やっぱり、ちょっとショックだった。
私は中国在住でよく知らなかったのだが、現在日本には、外国人による「日本のココがすごい」という言説があふれている、らしい。
つい先日も、中国から国際電話で日本のラジオに出演したら、そのパーソナリティの60代の男性から、
「中国人って、皆、日本に憧れているんじゃないんですか?」と言われて思わず絶句した。
「いや、安全とは思ってますが……」
たくさんある「ニッポン・スゲー」本が招いた誤解だろうか。あれは、爺さん向けの紙のキャバクラで、そりゃ1500円分、ヨイショはしてくれるが、北京に住んで17年の私からすれば、中国の人口は13億、「それは確かにそういう人も中にはいますが……」というお話である。
日本の皆さん、今、とても心が弱っていて、外国人のお得意の“社交辞令”を真に受けすぎである。
● 中国人にとって今の日本は たくさんある旅行先の一つにすぎない
そもそも現在の中国人にとって今の日本は、たくさんある旅行先の一つにすぎない。
タイ(今、安さで人気)や台湾、香港、シンガポール、オーストラリアやトルコ、ドバイ、欧米、その他たくさんの候補の中で、「4度目の日本旅行に行くオレに、同僚は皆、無口……」という感じだろうか。そういう日本オタクや世界中を旅する富裕層以外は、日本は近くて安い庶民の旅行先である。
いや、彼らも、例えば日本人の上司から日本研修の感想を聞かれたら、
「人が親切ですね、清潔ですね、食事におしぼりがついているのがイイですね、トイレすごい……」と決してウソではない、“日本、良かった”を告げるだろう。
インテリ中国人は、一般的に外国人に本音は言わない。まして、会社の行事であれば、それは「ホメて、ホメて」と待つ日本人上司の気持ちを忖度したものだ。必死で探して見つけたスゴいところが、「オシボリデス」みたいな。
さらに言うなら、中国人にもホントの(日本、いいなぁ)はあるのだが、それは中国人だからこそ、口にできないことばかり。
ではここでちょっと中国人の本音を聞いてみよう。
● 空港バスの荷物係が“老人”でビックリ 小柄な高齢者だらけの国、日本
「成田行きの空港バスに乗ったら、小さな白髪の老人たちが(旅行客の)荷物を積み込んでいてビックリした!」
日本を旅行した中国人がまず驚くのは、あちこちで高齢者が働いていることである。しかも、中国北方だと身長が高い人が多いから、そこから来ると、日本の年配者は非常に小柄に見える。
人間、歳をとると身長も縮む。日本も今の若者は背が高いが中国に比べると目につく数が少ない。
中国では都市部のサービス業に勤務する人は20代、30代の若者が大半で、人というのは毎日見ているものがデフォルトになる。しかも中国はリタイアが早い。私も日本に一時帰国したとき、スーパーの家電売り場で、白髪の男性が顧客対応に出てきて、ギョッとしたことがある。
「朝、日本の電車に乗ると、出勤する人たちの年齢がすごく高い。中国もそうなるわけだけど……」
高齢化社会はまさに縮小社会。つまり中国人から見て、日本は小さい、歳をとった人が大量にいる国なのである。
● 街が小さくて古い インフラが更新されていない国
そして、街も小さくて古い。
以前、瀬戸内のある島を旅行したことがある。同じ日本なのに道の幅や建物など、なにもかもが一回り小さかった。つまり中国やその他の大陸から来た人には、日本はその島のように見えている。
さらに日本の都市のインフラは数十年前に基本が完成している。そしてそれが続いた不景気のせいか、あまり更新されていない。地方都市や、都市部でも一部、建物や天井の高さなど、多くのスペックが昔の身長を基準として作られたままである。よく話題になるトイレも中国から来ると、いろんな場所で、「小さっ!」という感じで高さも低い。
「なんでも小さくて可愛い。日本て萌える」という中国女子もいるが、「日本のホテルや旅館に泊まったら、足がいつもベッドからはみ出す」という中国人男性はけっこう、いる。
中国は軍隊や大学の寮でもない限り、キングサイズのベッドが多い。大陸で家も広い。
「日本人は天井の低い、虫が住むような部屋に住んでいる」
と言って、中国に帰ってしまった中国人留学生もいた。
まあこれは、本当に今の中国の金持ちの子弟なら、親が広いマンションを投資を兼ねて子の下宿用に買うから、単に勉強ができなかったんだろうと私は思う。
しかし「日本は清潔と聞いていたのに、東京の地下鉄やJRの階段はなぜ古くて汚いの?端を歩きたくない」(20代、中国人男性)という指摘には、賛成である。
こういうインフラが古いのと、京都の木造高級日本旅館が古いのとは違う。
いくら掃除しても限界があるし、階段でしか移動できないところも多い。一方、経済が急成長した中国は都市開発の大半がここ10年以内で、まだピカピカのところが多い。
中国の都会育ちの若者からすれば、今や日本は、「昔懐かしい国ね」(20代、中国人女性)なのである。
が、別の視点で日本に感動している中国人もいる。
「日本人は『一戸建て』と呼ぶ“別荘”に住んでいる。中国よりとても安く、しかも私有財産だ。何年たっても土地も自分のものだ」
ハイ、中国は家を買っても土地は私有できません。70年たったら国に返還することになっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171212-00152598-diamond-cn&p=2
12/12(火) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン
タグ:日本人 外国人 本音
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